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初回期日で決まったこと

2019年8月27日より掲載の「遺産使い込み事件」を再編修正します。
 
代理人弁護士による訴状訂正申立書提出から2ヶ月経って初回期日を迎えた。相手方はその期日の2週間前に答弁書を裁判所に出した。答弁書の内容は予想通り「次回期日までに主張する」だった。つまり初回期日は次回期日が決まっただけである。
 被告は普通に弁護士を探すが引き受ける弁護士を見つけられないのではないかと私は思っていた。なぜなら所謂「負け筋」の案件では成功報酬を得られないからである。ただ被告側の親戚に弁護士がいるらしく、そちらの可能性はあった。しかし被告の性格から恥を忍んで率直に事実を明らかにし頭を下げて”弁護してくれ”とよう言わんやろとも思っていた。ところが答弁書にはその弁護士が代理人となっていた。
 考えようによっては相手側に弁護士がついたほうが、法的リテラシーの希薄な被告を直接相手にするよりいいかも知れない。次回期日まで残り1か月を切っている。どんな準備書面がでてくるか?楽しみである。

by legalsr | 2021-05-29 10:19 | Trackback | Comments(0)